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カメレオン変身…‘無人島のディーバ’ パク・ウンビン、どんな演技も抜群①

 

「お部屋劇場ワントップ」と言っても過言ではなさそうだ。女優のパク・ウンビンが主演を務むtvN土日ドラマ「無人島のディーバ」で再び視聴者の視線を捉えている。

「無人島のディーバ」は第一話の視聴率3.2%から始まったが、4話で8%を記録し急速に数値を引き上げた。最高視聴率は19日の8話で記録した8.7%である。それだけでなく「無人島のディーバ」は22日、韓国基準でNetflixの2位、Tvingの7位でOTTの中でも上位にランクしている。

パク・ウンビンはこのドラマで歌手志望性の「ソ・モクハ」役で熱演中だ。ドラマの中でソ・モクハは15年という長い間無人島に漂流し、30代になってようやく救出され夢見ていた歌手の道を歩む人物だ。特にこのドラマはソ・モクハの歌手としての成功ストーリーとともにキャラクター同士の絡み合った話を解きながら面白さを加えている。役者の立場で、多様な人物との絡み合った関係を表現するためには幅広い演技スペクトラムは必須だ。

ここでソ・モクハは歌まで歌わなければならない。パク・ウンビンは「歌うソ・モクハ」まで代役を使わず直接演じて好評を得ている。しかも歌手に劣らないボーカルの実力を見せている。パク・ウンビンはドラマのOSTも直接歌った。『Someday』『Night and Day』『Mint』『Here I am』などが音源発売され、今後また違うOST収録曲も公開される予定だ。

 

 

パク・ウンビンの『Someday』ライブ映像は、現在再生回数約86万回を記録するほど大きな人気を集めている。パク・ウンビンの歌が視聴者の没入度を高める大事な試聴ポイントになっていることを裏付けする。パク・ウンビンは、昨年爆発的な人気を集めたENAドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(以下「ウ・ヨンウ」)で見せた自閉スペクトラムをもった弁護士とはまた違うコンセプトの人物をみずが流れるように消化し、演技の幅がどれほど広いか改めて確認させているわけだ。

 

「ウ・ヨンウ」でパク・ウンビンは、自閉スペクトラムの特徴を生かした言葉と行動をリアルに演じて視聴者からの賛辞を受けた。ドラマはパク・ウンビンの熱演に支えられ、1話の視聴率0.9%から最終話の17.5%を記録する反転を作り出した。所属事務所NAMOO ACTORSの関係者はパク・ウンビンについて「ドラマのキャラクターに対して本当に努力をたくさんする女優だ。どのように表現するか長い時間苦心して演技に臨む」として「今回のソ・モクハは準備する間、一日に半日は歌の練習に没頭するほど心血を注いだ」と説明した。

 

 

パク・ウンビンは切ない感性演技でも視聴者を魅了している。ドラマでソ・モクハは歌手のユン・ランジュ(キム・ヒョジン)の長年のファンとして彼女に憧れ、マネージャーの仕事をすることになる。ここでパク・ウンビンはソ・モクハが持っている切実さと、ユン・ランジュに対する切なさを言い方と表情一つ一つに盛り込んだ。特に普段方言を使うソ・モクハの姿は、パク・ウンビンが普通のセリフを話す時と歌う時の演技をどれほど念入りに準備したかを感じさせる。

パク・ウンビンはドラマごとに特徴がはっきりしているキャラクターに完全に溶け込んだ姿を見せてくれる。決して平凡ではないキャラクターたちであるにも関わらず、その人物が視聴者にぎこちなく感じられない理由だ。自閉スペクトラムをうまく表現しなければならず、歌を上手に歌わなければならないなど、キャラクターが持つ特殊性がパク・ウンビンの演技にそのまま投影されたのだ。キム・ホンシク大衆文化評論家はパク・ウンビンについて「カメレオンのような演技力を持っている。吸収力が強い女優であり、ありきたりな演技を見せてくれない」として「良い演技のための役者自らの努力とキャラクターの魅力が出会い、完成度の高い結果が誕生すること」と評した。

 

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